女性性を整えて命の瞬きを見つめる / 女性と子どものためのアーユルヴェーダ WS

私たちは誰でもみな美しい日常を – 人生を彩る才能を持っています。

自然界のすべてに在る命、
気(空と風)・火・地(水)が私たちの全体を創り、繋ぎ、今日に生かしています。

アーユルヴェーダでは、体と心と思考とが一つであり、一体化しているそれには魂が宿り生きやすさを増すと説かれてます。

不調和な暮らし方や食べ方が続いたとき、それは分離し、遮られ、故に生きることが困難に感じられ、自然界からの力を受け取れなくなります。

_街中のエネルギーに合わせて生きていると人生があっという間に空っぽになる、

匠マイラは過去そのように話してくれました。

特に女性的なエネルギーの真髄には〝カパ〟(地と水)のエネルギーが主となり、私たちのグラウンディングや安堵感、保護感を担っています。

男性性エネルギーの主となる〝ピッタ〟(火)には、
開拓や顕示、繁栄などといった動的な本能があり、それに基づいた行動を促します。

女性である私たちの肉体で生じるサイクル – 生理が正常に機能しないとき、私たちは自分自身の女性性について取り戻すこと、整えることを身体が喚起しています。

それは〝自然界〟からのお知らせなのです。

アーユルヴェーダではすべてが繋がり合っていることを表し、
一人の健康はその次の一人へ、
一人の不健康はその次の一人へ、‥と、
そもそも肉体的な健やかさや精神的な豊かさは一個人から取り組み発展することでありながら、その目的は総じて見れば隣や全体の規模へと続くもっと深く高貴な貢献であると説いています。


今がすべて、
命の瞬きが始まるとき

健康な子どもが生まれることは家族をより豊かにし、
そのような子どもの成長と発展は
社会をより豊かにする

アーユルヴェーダの食事と暮らしを学び実践する過程に、匠マイラから「女性と子どものためのアーユルヴェーダ」についての講義を受けたとき、改めてアーユルヴェーダの意味やその恩恵について調べを進めていると上記のような教えがあるのを見つけました。

ちょうど私がアーユルヴェーダを日常に取り入れるようになって 3 年が経過した頃、自分自身が生理痛もPMSもなく女性として平和に過ごせる時間が長くなっていることを感じたとき、ふと「子どもを産むのも何だかラクそうだな」と思うことがありました。

その時、初めて自分が母親になることも何となくイメージが出来ました。

これまでは、頭では「子ども欲しい」という思考がぶら下がるも、心からは思えていませんでした。

アーユルヴェーダでは妊娠時、女性だけでなく男性側も身体と心において準備しておくことがあるといいます。

〝命の瞬き〟がそこに宿るとき、
すでに二つの命が健やかで在ることの大切さを知らせているのです。

私たちに人間にとっての最も高貴な貢献は、
もしかするとこの瞬間に集約されているのかも、とさえ思います。

仮に自分が子どもを設けない選択をしたとしても、自分の命そのものが誰かに影響を及ぼすことには変わりありません。

自分が不幸な肉体と精神のなかで固執して生きるとき、
それは個人だけの問題では終わらないということも含めて、

私たちは今一度自分という土台に本来備わっている〝女性性〟を見つめ、整えておく必要があります。

今、そこで瞬き出す命のために。



女性と子どものためのアーユルヴェーダ WS
11 月 12 日・19 日 開催決定

アーユルヴェーダの視点から紐解く、女性のため、子どものためのお話をします。
WS 後半は、出来立てのアーユルヴェーダランチをその場でお楽しみください。

皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。

≪ 講義トピックス ≫

新たな命を創り出すということをアーユルヴェーダの視点から考える
妊娠前に整えておきたい女性性、肉体と精神のセルフケアについて
妊娠時 ~ 妊娠中に健やかさと幸福感を増しておくためにできること
パートナーとの関係性、家族間の健康と幸福をアーユルヴェーダの視点から
子どものためのアーユルヴェーダ、成長段階に合わせた食事内容と暮らし方

≪ アーユルヴェーダランチ ≫

こちらで調理した出来立てのアーユルヴェーダランチをお召し上がりいただけます
食事内容は主に、米・豆・根菜類・葉物を軸としギーや生姜、岩塩、ほかスパイスを使って仕上げるやさしいものです。
アーユルヴェーダの原理原則に習い、組織を安定 (グラウディング) へと導き、良好な消化によってかなう活力素(オージャス)の生成をサポートします。
* 苦手な食材・アレルギーがある場合はお申込み時にお申し付けください。


>> 前 回 開 催 時 レ ポ ー ト 記 事
>> 【感 染 症 対 策 に つ い て 】



アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
K a o r i

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