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・どうすればもっと健康に生きることができるだろう
・どうしたらより幸福感を深めて生きていけるだろう
5000年来続くアーユルヴェーダの知恵を現代において学び紐解き、自分らしく暮らしに取り入れていくプロセスを修得する Ayurveda holistic 基礎講座。
2020 / 10 / 21 (水)・24 (土) 、第四期の第二章のプラクティスが行われました。
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Ayurveda Holisitc 基礎講座 / 第四期 開講
第二章 レポート記事
プラクティスは、全 5 回にわたって全日【調理編】と【講義編】から構成されています。
丸 1 日を通して学ぶアーユルヴェーダ × 現代のひと時は時間の概念を大きく覆し、終了まであっという間に感じられます。
第一章では「アーユルヴェーダとは何か」をテーマに、アーユルヴェーダの概念がどのようにして成り立っているか、根本的な解釈における原理原則を紐解きました。
今回は、そこからさらに踏み込んで「身体・心を深く理解する」ためにそれらのツールを反映させ、「アグニ(消化力)」「ダートゥ(組織構造段階)」「アーマ(未消化毒素)」「アーユルヴェーダにおける健康の定義」を体現的に学んでいきました。
前半では「活力を与えるアーユルヴェーダレシピ」として、一日のメインとなる昼食レシピのテンプレートを実践し、美味しくいただきました。
Day 2 調理編 / 活力を与えるアーユルヴェーダレシピ – 昼食メニュー 講義編 / 身体・心を深く知る |
調理 Menu
・グラウンディングするスパイスご飯
・シンプルダル
・根菜のハーブロースト
・季節のモイスチャーサラダ
・デーツと生姜のチャツネ
・グラウンディングするスパイスご飯 「健康な人にとって必要な 5 つの食材」にも挙げられる「米」は、毎日大切に食べたいオージャス豊かな食物。 |
・シンプルダル アーユルヴェーダで大切に食べられている「豆」も「健康な人にとって必要な 5 つの食材」の一つです。 |
・根菜のハーブロースト 根を張って過ごしたいこの時期にピッタリなレシピをつくりました。 |
・季節のモイスチャーサラダ 私たちの身体にとってエクストラクティブの食材は体内をクレンズして巡りを促す作用を発揮します。エクストラクティブ食材は、生で食べた場合、消化力が充分でないと内臓や組織全体を冷やしてしまうことがあります。 |
・デーツと生姜のチャツネ 生殖器にまで滋養を与えるオージャスな食物「デーツ」とともに身体の求める6 味のうちの 5 つを併せ持つ「生姜」をその他ハーブやスパイス、オイルとともにチャツネ状に作りました。 |
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【 身体と心を深く知る 】
今回主題となったのは「アーユルヴェーダという伝承医学を通して身体・心への理解を深めること」でした。
アグニ / 消化力
ダートゥ / 身体の組織構造を作る 7 つの段階(消化~滋養~命のプロセス)
アーマ / 未消化毒素
健康の定義 / 身体・心の真の健康とは
私たちの身体で起こる「乱れ」や「不調」の根源がどこから来ているかを紐解くと、「健康」を築くのに必要なことが浮き彫りになっていきます。
自分というユニークな存在の色形を知れば知るほど、それらの扱い方が安易にインストールされるようにもなるのです。
講義内 – ディスカッションでは、「消化することの重要さ」が皆さんの体験談をも通してより見えてきて、その過程に生じる精神的なグナや、前回にも学んだドーシャの知恵がとても役に立ちました。
アグニが機能することで可動が進んでいくダートゥは、私たちの身体という〝居場所〟の成り立ちを知らせてくれます。
食べたものがどのような経路を通って「肉」や「骨」などの組織を創っていくか、最後の「生殖器」の先で生成される「オージャス」までの理解を深めました。
消化されずに残ったものは「未熟」なカスとしてやがて「未消化毒素」となることや、それらの蓄積のサインについてもアーユルヴェーダでは細かに掲示されています。
身体だけでなく心にも〝未消化毒素〟があるとき、私たちは困惑や疲労感を抱きやすくなりますが、きちんと対処ができれば解消への手立てが見つかるのです。
そして、アーユルヴェーダが指し示している〝健康の定義〟はとても本質的で、私たちの生きる指針にさえなりそうです。
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■ プラクティスを経て / 受講者様のフィーリングより
・ワンプレートで 6 つの味がした。一つ一つの味を噛みしめ、とても美味しかった。 生命力のある食事だなと思った。色々な味がするので、満足感があったが食べたあとはすっきりしている感覚。 滋養になるゴハン…の感覚が分かってきた。 ・ドーシャは環境や年齢で変わる。自分はあまり変わりなかったが、今後変わる可能性もある。 ・体質別の性格もあって全てが現れているのだなと改めて学ぶことができました。 ・アーユルヴェーダでいわれている健康の定義、すごく納得しました。 ・ドーシャ、アグニ、6 味について学びました。 ・ドーシャ診断にて、改めて自分の特徴を知ることができました。 ・アグニとダートゥ ・調理によって質が変化していくということがとても分かりやすく学ぶことができた。 ・PITAA を上げる味が好みだからということが分かると、バランスを取るためにどの味をとれば良いのかも分かり、これから辛味と酸味と塩味を少し抑えようと思います。 ・アグニは健康の全て、ということを日々振り返り実感している。 ・アグニを整えることを意識して生活する。 ・今までは、心の声に耳を傾け、乱れたドーシャが似たもの(ラサ)を求め摂取してしまっていた。 ・何か一つ、変化を決断して 2 週間続けることができれば、その時に得た変化 (生きやすさ) を習慣化できる希望になった。 ・やはりオーカサートミヤの食材は気づくと求めていて、慣れ = 安心感となっている。味噌きのこを控える必要がないと知れて良かった。 ・自分を大事にすることがどんなことなのか分からず、なかなか実践できていなかったが、自分の感情を大事にして向き合うこと、が素晴らしいヒントになった。 ・アーマは食事に限らず心に溜め込んでしまったこともアーマになり、健康から慢性化にいたるまでに 7 段階がある。 ・6 味が有する性質と役割を知ることで、自分の体の変化にも気を付けるようになるし、その体の状態によって自分が何を食べた方がよいというセフルメンテナンスになると思う。 ・グルヴァディ・グナの調理法では、同じ食材でも内容が変わってくること、 ・ついつい現代社会はスピードを求めすぎて色々なサプリがあるがまたサプリを摂ることによりサプリを飲んでいるからという満足しているだけで、本当は昔から行っている自然界の食事からたくさんのものを得られると思いました。 ・体、心、全てが繋がっているので、食事、生活を整えることの大切さを理解しました。 ・体質と性格。自分に合う「食事」「6 味」「ヨガ」など改めて理解を深めることができました。 ・自分を丁寧に扱う工夫ができていなかった。 ・アグニを整えて正しくダートゥさせることが大切なので、「骨」だけとか部分的なアプローチではだめなのだなと感じた。 ・怒りは二次的な感情で、その原因となる一次的な感情を見つめることが大事。 ・食事 → 生命力・満足感・重くない・滋養のある感覚 ・調理法と味 → 6 味それぞれの性質と役割。V , P , K , それぞれを落ち着かせるためにもっと理解したい。 ・味のバランス → その時のコンディションに合わせた調理法、味 (食材・ハーブ・油) をマッチングしたい ・食べたもので人は作られる。 ・アーマ → 体のアーマ、心のアーマ。蓄積サインを意識して、こじれる前に整理する。 |
・*Ayurveda Holistic 基礎講座・受講者様から寄せられた全フィードバックをご覧いただけます。
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次回、第三章では「身体・心を深く知った」あとで「健やかな心身は日々の暮らしから 作られる」として、日常で実践できる総体的なケアや健やかさの点検ツールについて学んでいきます。
・食事の消化状況の点検ツール
・女性性、男性性の性質と役割
・女性の生理 PMS について
・オージャスを増強させる生きるセルフケアのこと
また新たな視点から学びを愉しみ、深めていきましょう。
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11 月 / 女性と子どものためのアーユルヴェーダ WS 開催します。
* プ ラ ク テ ィ ス 予 定 一 覧 は こ ち ら か ら
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アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
K a o r i