私たちの【 気持ち 】の巡りと【 体内 】の巡りは呼応しています。
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10 年ほど前まで私はずいぶんと長い間毎日の排泄がなく、便意からの排便までにも時間がとてもかかり、ようやく出てもそれはコロコロ…まるでウサギのような便だった頃がありました。
しかし自分が肉体面と同時に精神的でも【 滋養不足 】であることを認識できてはいませんでした。
長らくずっとそうだったし、そういうもんなんだろうと。(そんなわけない)
そもそも自分の【 身体の状態 】に意味や関心自体問うという心遣いが全くありませんでした。
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アーユルヴェーダでは毎日の健康状態を診るツールがたくさんあることを教えてくれます。
私たちはそれぞれの体質的に優位となるエネルギーがあり、そのバランスをみて整えることで安定的な健康状態を築くことがかないますが、
例えば
ヴァータ(風)やカパ(地)が増大にあるときは〝便秘〟になりやすく、
ピッタ(火)が増大していると〝軟便 ~ 下痢〟になることが分かります。
ヴァータ(風)が増えているときというのは、
食事内容や行動などのシーンに「不規則性」や「冷え」や「早い」ことが生じています。緊張していたり心配事が次から次へと出て来たり、散漫なエネルギーがそのような結果をもたらします。
身体にそのようなムラのあるエネルギーが増大するとき、巡りは停滞し便秘へと繋がります。
カパ(地)が増えることでも便秘を引き起こしますが、カパはもとより消化リズムがゆっくりですので、それに見合わない食事内容や生活サイクルが行われることで停滞したエネルギーが便秘として現れます。
ピッタ(火)が増えるときというのは燃やし尽くす、未完成のうちに燃やしすぎることになります。
体内に熱がこもっていたり気持ちの面でも興奮状態や怒りを抱えていると食物から得た滋養を充分に吸収する前に変換し排出してしまい、これが下痢や軟便と云った結果として現れます。
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先日行ったライヴ・レヴューにより、アーユルヴェーダが私たちへもたらすことについて関心を抱いていただける機会となりましたことをうれしく思います。
アーユルヴェーダを実生活に取り入れるきっかけに各コンテンツへもご興味を寄せてくださり、いま皆さまそれぞれの暮らしで新たな展開が始まっています。
現在 On-Line 版でのアーユルヴェーダコンテンツは 3 つあり( 1 つは準備中 )、皆さまそれぞれのライフスタイルに応じてフィットするものをお選びいただけるように構成しています。
5000 年前から伝わるアーユルヴェーダの知恵ですが、
– 今日を生きる私たちにとってはどうだろう?
– 現代社会に生きる私たちへはどう生かそう?
といったフラットな視点で、是非ご自分のための健やかさを根付かせていただきたいと、思います。
「今の自分に必要なこと」への理解・解釈がきっと生涯を通して大切な核になるはず。
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今日、うんち出た?
話は戻りますが、
皆さま毎日 1 日に 1 回は自然と便が出ているでしょうか。
元々の体質によっても出るペースや頻度は異なりますが、基本的には 1 日 1 回。このペースで排便があることが私たち人間のスタンダードです。
ヴァータが優位な場合で健康なときは 2 – 3 回出るでしょうし、
ピッタが優位な場合にもそのくらい出ることもあります。
リズムはそれぞれ、
ですが基本的には起床後 ~ 午前中に。
カパが優位な体質であれば排便はゆっくりなペースになります。
知らない場所や慣れない環境下ではなかなか出ず、1 日 1 回も出ないことが普通、となるかもしれません。
自分の体質をおおよそでも理解しておくと、
そのうえで何を、どうすれば良いかも見えてきます。
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年一度の健康診断も良いですが
身体は毎日大切なことを知らせてくれています。
アーユルヴェーダの原理原則を捉えて、食事や暮らしを自分に見合ったスタイルで構築できるようになると人生での過ごしやすさが圧倒的に飛躍します。
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これらは受容や解放にも直結していくようです。
受容と解放の両面が織り成す〝抑揚〟が私自身のなかで〝巡る〟とき、うんちは 1 日 1 回は自然と出るでしょうし、心のなかへも心地よいスペースが築かれるようになります。
体と心は自分にとっての最も核となる居場所であるため少なからず〝不快〟よりは〝快適〟な方が、結局は生きやすくなります。
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[ アーユルヴェーダ・ファウンデーション講座 ] ■ アーユルヴェーダについて一から・原理原則から紐解くのに徹底的に分かりやすくテキストにて修得いただけるツールをご用意しました。 >> 現在開講準備中につき今しばらくお待ちください。 |
[ オージャス生成プログラム ] ■ 健康に直結する「食事」と「その内容」。 ・ |
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アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
K a o r i