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人生を改善した先で、体質の改善が起こりました。
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自分について知るとき、それは惨めさに押しつぶされることもあったし、とてもピュアな何かに触れるようでもありました。
永い間、私は自分のことについてたくさんの誤解をしていたようです。
そしてそれはそのままに、世界を見る目へも曇りガラスを張らせるのでした。
アーユルヴェーダと出逢ってから、私はようやく初めて世界を〝感じ〟始めていました。
毎日が何かの準備であり、毎日が本番そのものだということです。
身体は心の投影だということや、心は環境の産物だということ。
このことの観察を一定期間集中して継続したことで、アーユルヴェーダの知恵がどのように自分自身に寄与されるかを体感していきました。
例えば、アーユルヴェーダのグルヴァディ・グナの概念は、生きる上で命の色彩、形を豊かにしました。
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私は、生まれた環境と長らくの習慣によって幼少期から心身の調子が快調ではありませんでした。
これまでの投稿でも、過去の乱れや不調については書いてきました。
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蓄積した未消化物によって、成人時には不調がピークに達し、自分を生きているはずなのに、長らく自分じゃない場所に居た感覚がありました。
ヨガを通じてアーユルヴェーダと出逢ってからは、日々の過ごし方やそこから自分自身への感じ方が大きく変わっていきました。
食事の内容、食べ方、一日の過ごし方、人生での過ごし方。関係性への関わり方。
当時は自分がどうなるかなど
先行きについて何一つ期待などしていませんでしたが、ただ一つ〝いち人間として、自分として生きる〟という意志を持ち続けました。
日々の取り組みから、少しずつ変化は起き、それは続いていきました。
心身の解毒と緩和、心地よく過ごせる時間が長くなっていったこと、それらの過程で実践したことをアーユルヴェーダお便りに綴りっています。
昨年度から製作を始めてあっという間に月日が経過してしまいましたが、来月 8 月末より Ananda にて配信していきます。
全 5 話にわたって、テキストには各ストーリー( 実践と変化の全容 )を、動画には「簡単で続けられるアーユルヴェーダレシピやセルフケア」を収録しています。
今後より心身の健やかさを深めたい人や、本来の自分に戻り歓びとともに生きていきたいと願う人にとって、何か役立てれば幸いです。
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┗【 習慣化 】
・アーユルヴェーダとの出逢いで変わっていった心身の価値観と日々の習慣。
┗【 実践編 】
・不調を和らげ本調子を築くのに取り入れた、日々の小さな実践内容。始めたこととやめたこと。
┗【 継続化 】
・10 年以上の慢性的な不調にある根源を知り、自分に合ったケアを継続していったこと。食事と暮らし、ライフスタイル。
┗【 生き方 】
・真の健やかさが拡大したときようやく見えてきた、ただ自分らしく生きること。
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【 私たちは、生きていく過程のどこかで、自分の内にあるトラさんとウマさんを解消せねばならない時がくる 】
_2019 / 5 / 23 Instagram 投稿より
トラさんとウマさんが あまり心に居ないという人も居るけれど、 そういう人はごく稀だと思います。 人は記憶と感情の生き物である故、 少なからず過去の経験から “ 傷ついた ” り、 “ もう二度と経験したくない ”と思っていたり、 または “ すごく好き ” になって “ 失いたくない ” と強く思ったり、 理想と違えば“ 大嫌い ”になったりします ( それを人間界らしい、という声もある ) 自分では気づかないくらいに その “ 感じ方 ” が染み込んでいること、 たーくさんあると思います。 ( 食物の偏った好き嫌いから 人の好き嫌い、狭所恐怖症から 1人でいること恐怖症まで、様々 ) フタしたつもりが & 見て見ぬふりしておいたつもりが、 … いつかどこかのタイミングで 「パン」と触れようもんなら、 トラさんとウマさんが暴れ出すことになり、 急に嫌な感情が湧いたり、逃げたいと思ったり、 怒りが噴火したり、悲しみが襲ってきたり。... こだわりを強く相手へ押し通そうとすることや、 自分が傷つくのを恐れて駆け引きをする態度、 そつない言動でその場をしのいだり、 自分を拡張して見せり反対にすごく低く小さく見せたり… トラさんとウマさんは そういう反応を示しますね。 トラさんとウマさんを「はいどうぞー」って 自由に解放しない限りは、 この “ 副作用 ” 的な態度は 人生のあらゆる場面でずっと続きます。 いつも “ 何か ” を求めていて、 でもいつも “ 何か ” から逃げていて、 もう人生に “ 飽きて ” る。 好きとか嫌いとかで一喜一憂して、 そのうち“ シラフ ”じゃやってられないので 自分の人生そのものよりも どこか異次元にある世界を夢中で追いかけて生きたり。... 進んで、心から好きで選んでいるのなら それも1つの人生だけれど、 多くの場合 “ 仕方なく ” 私たちはそうしている。 結果、“ 何だか ” 幸せを感じきれない、 けどまぁこんなもんか、の日々が続いていく… ( 死ぬときになってハッとする ) で、それが一番顕著に現れるのは 近しい人との人間関係 ということが言いたかったんです 今回は。 「女」は「男」によって、] 男は女によって支えられ、成長し合う。 女性性と男性性は相反するからこそ惹かれ合う ( 進む - 守る・顕示 - 受容・勇気 - 愛情 ... ) 特定のパートナーなしに既に幸せな人は、 自己の成熟度合いが高いんだと思います ( 女性性と男性性のバランスが良く、 サットヴァ・オージャスに溢れている、 グラウディングしている ) 「結婚は修行」って 昔からみんなが云うのは、 きっとそういう意味なのかなぁと。 二人一緒になったことで “◯” になれば、 きっと修行は終わり、冒険に変わっていくんでしょうね。 どちらにも男性性が強いとき、 & トラさんとウマさんが大量に居るとき、 強烈なケンカをすることになる (苦笑) 私は今のパートナーと出逢って 「女性」に戻ることの経験をしてきました。 長年、ずーっと「男性性」を使いすぎていたんだな ということに気づき、 彼と居ながらも その調子が出てくると葛藤することもあった ( 何百回もね ) 自分が男性性を駆使して生きてきた理由を掘り返す度、 トラさんとウマさんが大暴れして 本当に本当に大変だったけど (苦笑)、 今こうして話せるのはそれを克服できている実感があるから。 パートナーも、容赦なしに 私のトラさんとウマさんを大放出させそれを整列させ、 “ なぜここに居る? ” と事情聴取した後で、 自然に還っていくよう促すことをしてくれていました (汗) 1人じゃ、この解放はムリだったと思う。 自分だけじゃ、見て見ぬふり続けて ずっと男として生きていったと思う ( で、たまに出てくる 自分の “ 女 ” な部分に戸惑い、扱い方に困惑する ) でも 時にきちんと1人になって、 トラさんとウマさんをよくよく数え直してみて、 よし、分かった👌 ってケアして逃がしていくことも、 必要だと分かりました。 最終的に “ サヨナラ ” して送り出すのは自分の作業だから。 アーユルヴェーダやヨガも云います。 ・自分の内にある男性性と女性性をうまく使いなさい、 そのために日々の暮らしに サットヴァ・サントーシャ・サティヤを実践しなさい ・過去の残像を燃やし、 超越し、自分自身とこの世を上手く扱いなさい と。 参考になるかは別にして、 健康とか幸福とかって 本当はすごくシンプルなものだし、 そのためには 「人生のどこかのタイミングで 心身のトラウマを解消することが必須」 なのだと 3 日くらい前に ポンと頭頂におりてきたのでここにシェアしました
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・ 本質的な体質改善の記録 アーユルヴェーダと出逢ってから取り入れたことと実践過程 |
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アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
K a o r i