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Q・9
「食べ過ぎてしまう…」
食べ過ぎないための工夫はありますか
A・食べすぎてしまうのは【心】がそうしているのか、【身体】がそうさせているのかをみていきましょう
「食欲と人生への態度」は密接な関係にあるとアーユルヴェーダでは考えられています。
食欲が乱れるケースについて、
心身にとって【イレギュラーな活動をした際】や【過剰なストレスがありそれを対処し切れない場合】、脳と心の興奮状態や過度の刺激からの逃避等の感情から食欲を制御出来ずに食べすぎることがあります。
お酒を飲んでいるときに食べすぎるのは脳が麻痺状態にあるからで、
人生での充実度が低いときに人は五感を一瞬で満たす(ように感じる)「食事」によって自分自身を満足させようとすることがあります。
または【消化力 – 免疫が低下】していて
【食べているものから十分な滋養を取り込めておらず】、身体が滋養 – 力を欲していることから食べすぎることがあります。
量でお腹が満ちても
質の部分で体 – 心全体が満ちていなければそれは「食事」として完結しないのです
「食事」に、もっと神聖な関わりを持つことも支えになります
作る過程と、その時のすべてを楽しむのです
「食べ過ぎてしまう」‥
心が飢餓の状態にあるなら心を満たす必要があるし、身体がそうならそれを身体にしてあげることが大切です。
アーユルヴェーダでは、適量の食事が健康の基盤になるといいます。
またそれが普通にできるということは = 心の健康にも繋がるのです。
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食べ過ぎないための工夫として、
① 自分がなぜ食べ過ぎているかをリストアップしてみてください。
・避けている感情があるか、それはいつから生じている?
・逃げている対象はなにか、それは今後どのような結末に至る?
・低品質の食物を食べ過ぎていないか(スナック菓子、加工食品、調理したてから 3 時間以上経過したもの)、それを口にしているときの自分を遠目から見てみる
→ それらをあとどのくらい、繰り返して経験したいか を考えてみましょう
「自分が逃げていること、避けていること」を問うことは、その裏に隠された「真に望んでいること」を見る機会にもなります
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② 次に、一度の食事量で盛り付けるのは
「いつもよりちょっとだけ少な目」にしてください。
・盛り付けるのは両手の平をお椀型にした際の大きさくらいのボウルか、1枚のお皿に
・食べ始める前に心をこめていただきますを云ってください
・食物は徹底的に咀嚼してから飲み込みます、固形物のままで慌てて飲み込まないこと、→ それは消化できません
・ながら食べをせず、座って食事に集中します、お喋りはほどほどに
・そこに乗せた量をすべて食べ終えて、それでも空腹を感じるならおかわりしましょう
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自分の身体や心の声を無視して逃避 – 食べ過ぎることを続けるとマインドが弱くなると匠は言いました。
私たちは、人生で与えられた経験を「経験しきる」ための力を必ず持っています。
食事を「慰め」や「埋め合わせ」のためでなく「生きる活力」のために – 「自分が自然界の一部であることを思い起こす機会」として迎え入れましょう。
小さな積み重ねですが、人生をもっと直接的に感じれるようになります。
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>> 食 べ て い る と き に し て い る こ と
>> 自 分 を ど ん な 風 に 満 足 さ せ る か
>> 食 べ 物 よ り も 大 事 な 「食べ方」
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次回の質問回答記事もぜひお楽しみに。
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