美しくて才能があって幸福なひと

は・

なぜ人は
平均して80歳くらいまで生きるかといえば
その時間を使って身体を使い、
心を使い、魂を磨いて

生きたいように生きなさいよということなのでしょう


人生いろいろ
十人十色

人は、受胎時のドーシャバランスによって
体質、骨格、優位な性質がおおよそ決まり、
そこから人生の『土台』が展開していきます

ドーシャのいずれかが優位に生まれてきた人は
生まれ持ったその体質上
乱れや不調が起こりやすく、
また深刻な場合には
病を抱えた状態で生まれることがあります

それを改善し整えるべく、
食事や暮らし、- 精神的修養等から
取り組むことが健康や幸福の土台であるとアーユルヴェーダはいいます

人によってすべての過程、ペースはそれぞれですが
「これ」といった、身体や心や精神が
歓ぶこと、夢中になれる対象が何か見つかると、
( – 生きることそのものがそうだと気づくと)

どのような状態で生まれてきたとしても、 
その人らしく人生が展開していきます

時として それは平坦な道のりではないかもしれない

けれど、
支えてくれる人が居て進めること、

そのうえで自分が生きた証そのものが
誰かの励みや支えになったりするものです

そんななかで
思いがけず早くに尽きていく命もありますが

私たちはそこから『生きること』を考える機会を与えられています

すべての尊いものが呼応し伝達し合い、生は巡るのでしょう


美しくて才能があって
幸福なひと

美貌に恵まれ、才能を発揮し、幸福な日々を送るひとがいます

生まれつきのドーシャ、ヴァ―タ・ピッタ・カパ
の3つが均衡であることをアーユルヴェーダでは〝サマドーシャ〟つまり心身共に健康で優れた子どもが生まれるといいます

しかし実際には、ほとんどの人が
ヴァ―タ・ピッタ・カパのいずれか、
または2つが優位で
1つが少ない場合で産まれてきます

この、生まれつきの 「 プラクリティ」 は
生涯変わることはなく、
個々にそれをケアし、活かし、整えることで
良い状態を築くことにつながります
(ヴィクリティは常に変動します)

「 プラクリティ 」(生まれつきの体質)は
受胎時の両親のドーシャバランスの影響を受けています

母親のドーシャバランス
父親のドーシャバランス
受胎時の双方のマインドや受胎の時間帯、…
その場の環境等のすべてが関わって
ひとつの命が結合するのです

このことからも
「 プラクリティ 」のバランスが良く

生まれつきの美貌や才能に恵まれ、
幸福な日々を送るという人はほとんど居ないことが分かるかと思います

世のほとんどの人が
ヴァ―タ・ピッタ・カパのいずれか、
または2つが優位で1つが少ない場合で産まれてくるので
それ故にそれぞれの個性が現れて、
美貌こそありながらも 才能や魂の成熟は生きる過程で培われたり、
内面が成熟するにつれて 外的要素も磨かれる人などがいます

美貌については
時代のトレンドによって変動があるため
基準を考えることはまともではないですが、

アーユルヴェーダの健康基準を見ていくと
個人の健やかさ、輝き = 美しさであるとわかります

髪、瞳、皮膚が艶やかである
声が澄んでいる
老廃物が定期的に自然と排出される(爪、汗、涙、尿、便)
偏った好き嫌いがなく食欲が一定である
マインド、人生への熱意が安定している

……

美しくて才能があって幸福なひととは、

授かった身体を日々大切に扱い、
自分にできることで、心をこめて人間関係や仕事にあたることで才能が磨かれる

… そうして人生そのものへ精神的修養も歓喜も〝すべて〟があり、与えられていることの多さに〝気づける〟ひとなのでしょう

そういう積み重ねの最中、幸福に直結し、根づいて生きているのだと思います

ヨガをしているしていない、アーユルヴェーダを知ってる知ってないに関わらず、身体を大事に、日々を大切にし、人生を生きる、苦難も含めて楽しむことができている、…

そうして年を重ねるごとにそのひとなりの美しさが増し、幸福感も満ちて 80 歳になるころ、とても素敵なおばあちゃんになるのでしょう

最近ふと思ったことですが、そのような女性と出逢うと、真新しい見方から惹き付けられるものを感じ、賜物がそこにあることに尊敬の念が芽生えます

真摯に人生の過程を積み重ねてきた、それを見せてくれてありがとうと思うのです

以下は私が個人的に素敵だなと感じた
一人の女優さんのインタビュー記事より一部抜粋しています
(誰だかわかる方がいましたらぜひ答え合わせしましょう)

いろいろな種類の仕事を抱えるようになって、
このところ確かに不規則な生活になりがちでした

そんな生活では頭がついていかず、
ベストな判断ができないと思いました

そこで、働き方を変えたのを機に
自分の人生もちゃんとしなければと、
起床時間を決めて、
体内時計が狂わないよう習慣化することにしたんです

それで、今年から「早起き」を始めました

「早起きは三文の徳」といいますが、
実際に早起きを始めてみると本当にいいことばかりで

3倍以上得しているような気がして、
時間にも心にも余裕が生まれました

最低7時間は睡眠時間が欲しいのですが、
夏になって日が長くなれば、
4時半ぐらいに起きたいなと思っています

そうすると、
何時に寝なきゃいけないんだということになりますが、

でも本当に早起きし始めて体の調子がいいので、
もしかしたら睡眠の質も高まって、
ショートスリーパーになれるのではという
淡い期待も抱いています(笑)

食事については、
栄養素をどのくらいとるとか
カロリーといった数字面も大事だと思いますが、
「数字的に」とか、
「世間やマスコミがこの食事がいいと言うから」という
情報をうのみにするのではなく、
きちんと自分が体感して、
体が気持ちいいと喜ぶものを食べたいという思いが強いです

すると、私の場合、
やっぱり手作りが一番おいしく感じるし、体調もいい

この一年は本当に外食や現場でいただくお弁当などが多く、
それぞれおいしいのですが、
それが毎日続くとやはり胃腸が疲れてしまって、
自炊の良さを改めて実感しました

野菜が好きで多く食べるようにしていますが、
「蒸すこと」を意識しています

栄養素を余すところなく取れるというメリットもありますが、
何よりも素材そのものの味を味わえておいしいんです

先日、ちぢみホウレンソウを買ってきて、
フライパンで蒸したんです

それがものすごくおいしくて。
ゆでたらあの味は出なかったのではと思うぐらいでした

どうやったら一番自分の体が喜ぶか、
自分の体で実験して見つけられた健康法が、
習慣化しやすいのではないでしょうか

アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
K a o r i

あわせてご覧ください

  1. 「健康はお金持ちしかなれない」?

  2. 真の健やかさとは

  3. 「今」を見て生きる。

  4. 「自分を生きる」アーユルヴェーダが導く個性の在り処

  5. 【 アーユルヴェーダ的にみるスパイス・ハーブの効果効能 】

  6. 秋のお愉しみ Ananda 会、有難うございました

最新記事 おすすめ

カテゴリー

ブログ 購読