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Q・3
一般的には良いと言われている
発酵食品、ニンニク、キノコ類なども
アーユルヴェーダの質に
照らし合わせると合わないものもありますか
A・上記以外でも、
「食材 – 体質を鑑みた時に合わないもの」はあります
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アーユルヴェーダ的解釈の一つとして、
古典チャラカサンヒタには以下のような記述があります
・ヴァータは乾性、冷性、微細性、清澄性、粗性という属性をもつので逆の性質をもつ薬物によって即座に鎮静される
・ピッタの属性は軽度の油性、鋭性、流動性、酸味、移動性、辛味なので、逆の性質をもつ薬物によって即座に鎮静される
・カパの属性は重性、冷性、柔性、油性、甘味、停滞性、粘液性なので、逆の性質をもつ薬物によって即座に鎮静される
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発酵食品 >> 酸味と重性があるもの。
摂りすぎると腸内の菌が異常繁殖して熱を帯びる、また重さを増すと考えます
発酵食品は健康に良いですし、多湿な環境下にある日本人にとっては最適ですが、摂りすぎると上記理由によりイライラしやすくなり、肉体が早く老けます
(腐敗した、腐らせたものはタマシックな食材)
ニンニク >> ニンニクは様々な食材のなかでも最高に「ラジャス」の要素が強いものです
熱性、鋭性、辛味、刺激性です
一食に対しほんの少しの少し、取り入れることで消化作用を高める効能はあるものの、ほとんどの人にとっては作用が強すぎるといえます
特にピッタの性質が優位にある人は避けて無難です
胃の不調、炎症、下痢、皮膚のトラブルがある人は食事からニンニクを完全に抜いてしまっても、恩恵の方が多く与えられるでしょう
キノコ類 >> アーユルヴェーダではその昔、毒キノコが発見されたことからキノコは全般的にタマシックな食物だと避けられてきました
日本では食べられる、美味しく栄養価の高いキノコが豊富です、安心して食べましょう(食事バランスを考慮して)
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次回の質問回答記事もぜひお楽しみに。
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