私たちの身体は
毎日 口にしているものからできています

生命のための科学であるアーユルヴェーダでは、【肉体・精神は習慣の産物で、「サトヴィックな食事」をするとそのような人に、「ラジャシックな食事」をしているとそのような人に、「タマシックな食事」が主となるとそのような人になる】といわれています


アーユルヴェーダの滋養食
キッチャリー

キッチャリーは、5000年以上も前から  “ 滋養食 ” として食べられてきました。

キッチャリーは、アーユルヴェーダに由来する複数のお粥レパートリーの一種です。

キッチャリーの主な食材は、米・豆・ギースパイス・岩塩です。

>> オーグメンティング:身体を強化し安定させる食物 - 米
>> エクストラクティブ:身体を内から浄化し軽くする - 豆

この「組み合わせ」の時点で、体にとっては「最善のバランス」です。

そこへ、万能油 ギースパイスが適量あわさって調理されることで、肉体と精神のどちらにも “ 滋養 ” が届けられます。

キッチャリーは大変消化しやすく滋養が組織へ届きやすい食事内容であるため、免疫系や代謝機能、神経系のリラクゼーションになります。

このように、キッチャリーは必要な滋養を取り込みながら同時に不要な毒素、未消化物(アーマ)をも取り除きます。

アーユルヴェーダでは、消化力の弱い人、病み上がりの人、闘病中の人、子どもや高齢者への食事としてキッチャリーを頻繁に取り入れています。


– レシピ –
おうちで作れるキッチャリー

全米ヨガアライアンス認ヨガ・アーユルヴェーダ施設 Hale Pule にて、匠マイラより直々に伝授された作り方をもとに記載しています

【 食材 】( 3 ~ 4 人分)

・お米  1 カップ
・ムング豆(緑豆) 1 / 2 カップ
ホールタイプは事前浸水 6 時間 / ひきわりタイプはすぐに調理できます

ギー 大さじ  1 ~ 3
・岩塩 ひとつまみ
・すりおろした生姜 大さじ 1
・水 3 ~ 4 カップ

<シード状のスパイス>(あれば)
クミン / コリアンダー / ブラウンマスタード
小さじ 1 / 2 ずつ

<パウダー状のスパイス>
クミン / コリアンダー / カルダモン / ターメリック
小さじ 1 / 2 ずつ

( アサフェティダ or フェヌグリークがあればなお ◯ )
( シンプルなキッチャリーは「クミン」のみでも作れます)

>> スパイスの効果効能一覧

【 調理法 】( 20 – 40 分)
圧力鍋で20分、通常の鍋で40分程度です

中火で熱した鍋に表記半量のギー、シードスパイスを入れる

パチパチはじけてきたところで洗った米と豆を入れて混ぜる

水を入れて火を強くして沸騰させて蓋をする

加熱時間は下記

圧 力 鍋
圧をかけたら再弱火に落として 18 分前後加熱


普 通 の 鍋
水をもう 3 - 5 cm高く注ぎ入れて
中~弱火に落として 35 分前後加熱

別の鍋 – 中火で熱したところにギー、パウダースパイス、岩塩、生姜を入れて香り立たせる

米と豆の鍋の方へ流し入れて全体を混ぜ合わせて完成

時間のないときは【2】シードがはじけた時点で他パウダー等もすべて入れて【 5 】以降を省いても作れます


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【 補足 】

レシピは、一度プロセスが分かれば体調や天候などその時々の体調に合わせた内容でのアレンジもできるようになります

野菜もしっかり入ったキッチャリーはこちらから

出来立てのキッチャリーはプラーナ・滋養が最高潮です。完成後は 最長でも ~  6 時間以内に食べるのがお勧めです

ギーも、ご自宅で簡単に作れます、作り方はこちらから

水分量は消化力に応じてアレンジしてください(ゆるめに仕上げるとより消化に〇)

お米の種類は白米、バスマティライス、押し麦、玄米、等でアレンジできます

白米 - 消化しやすい、冷まし効果
ピッタ優位時にオススメ)

玄米 - 白米よりやや消化に重め、温め効果
ヴァ―タ優位時にオススメ)

カパ優勢時では両方を合わせたりきびや蕎麦の実など
 2-3種の穀物をブレンドしても良いでしょう

豆は緑豆が最も消化に負担がかからず栄養価も豊富です。小豆やレンズマメ等でもアレンジできます。

Anandaではキッチャリーづくりも定期開催しています



キッチャリーを食べることによる

体調の変化

キッチャリーは日本でいうところの「お粥」ですが、私自身の所感として、消化にやさしいだけでなく内臓の働きや知覚をより高め、身体全体の浄化を促進させると感じます

キッチャリーを食べる際は、身の回りの環境 – 睡眠のバランスを十分にとり、電子機器に触れる時間も減らす等 もあわせて意識することで、 より五感が癒され、命がまるごと回復するのを実感できます

2016年に受講したヨガ留学中、初日~ 5 日間は1日3食がキッチャリーでした

食事だけでなく毎日 4 : 15 起床 – 20 : 30 就寝のルーチンがあったことで、心身ともに深くから浄化が起きたのを体感しました

キッチャリーへの印象・食べた際の感じ方は、以下のように変化していきました

1日目 キッチャリーの味をあまり感じない、途方に暮れる…
2日目 食材の甘味に少し気づく
3日目 米と豆の風味、全体の味を感じて美味しさに気づく
4日目 少し美味しいと思うようになる
5日目 美味しいと思う

・・自分が慣れていた食事の「味」と比べてまず物足りなく感じるところから始まり、次第に味をしっかり感じられるようになって、ようやく美味しさが沁みるようになって。・・

体はといえば、 3 – 4日目くらいから全身の浮腫みがすっかり抜けた感覚があり、頑固な便秘も気づけば自然と毎朝出るようになっていました

そうして 5 日間のキッチャリー期間を終えたあと、
アーユルヴェティックな食事をいただくこと丸一ヵ月。

帰国後に改めて自分の体調の変化を実感しました
一ヵ月で – 5 kg
姿勢がとても良くなった

寝起きと寝つきがとてもよくなった
毎日快便になった
浮腫みにくくなった
怒り狂うことが減りマインドが安定した

…など。

>> こちらにも詳しく書いています



味覚、体が整うことで

好みの味にも変化が

写真は、初めてキッチャリーを食べてから 3 年以上経った時点でのある日の食事内容です
これに卵を乗せたオムライス
なんかもよく作ります

キッチャリーは体内組織を休めて回復させるという意味で「滋養食」ですが、
味覚を整え、感情や古い思考を鎮静する点で私は「完全食」だと体感しています

キッチャリーを作って食べる、という流れをある一定の期間経験するだけで食への好みも変わったりして、食材の味が活きた食事や できたての食事を積極的に好むようになります

本来人間が求める食事 – 新鮮なもの、純質なものが食べたいという欲求が正常になるのです

>> キッチャリーづくりのプラクティスはこちら


日本人初参加
Hale Pule認定
アーユルヴェーダシェフトレーニング
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生涯継続可能な本質的な学びと実践のため、2017年11月 日本人を交えては初の開催となるHale Pule認定 アーユルヴェーダシェフトレーニングを修了しました

「アーユルヴェーダ・シェフトレーニングに参加して」
>> Vol.1  >> Vol.2


 

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* 第三期 5日間集中クラス
2020年 9月26日(土) ~ 9月30日(水)
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* 第四期 定期受講クラス
2020年 10月14日(水) ~ 12月16日(水)
2020年 10月17日(土) ~ 12月19日(土)



アーユルヴェーダ省察プラクティショナー
K a o r i

Posted by:anandalife1007

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