自分の長所を本気で伸ばすなら

な・

私たちの身体は自然界からの贈り物です

ウソ、みたいに感じるかもしれないですが実際にそうです。

私が昔、自分の身体 – 心の結びつきが脆く、
魂とそれらが分離して過ごしていたときには
自分の長所は自分が認められるもの、
褒めてもらえることであって
短所は目を背けたいこと、
コンプレックスだという風に捉えていました

身体と心には、
本質的に持ち合わせている “ 長所 ” が誰にも必ずあります

自分の長所がそもそもあるか分からない、
感じたことがないという場合、
幼少期からの環境
– またはこれまでの過程のどこかで
アーマ(未消化毒素)が多くなり
覆われ、詰まり、見えなくなっている状態です

体と心が別々にあって
思いと行動とがずっと不一致な状態にあると、
そのような状態になることがありそれは珍しくはないです


自分の長所を本気で伸ばすなら

「疎外感・罪悪感をなくす」

自分の長所を本気で伸ばすなら、
それを阻む要素を整理し、開放していくことです

短所は、長所を発揮できないでいた際に生じる副作用です

うまくフォローして補えてさえいれば
短所 = 長所の根源だということが分かります

日常でずっと短所が目立つということは
ずっとそのフォロー・ケアが補えていないということ。

アーユルヴェーダ(やヨガ)の原理を学び、
日常に取り入れて
自分に沿うよう寄与させていくと
短所よりも長所が引き出されやすくなります

私の場合、幼少期から
ヴァータ・ピッタが旺盛で
ソワソワ – イライラしていることが多く、
気ままに – 過激に過ごしているシーンが常でした

好きなこと得意なことで成果が出るも
“たまたま” で終わることが多く、
その経験自体が短所を助長させる出来事となって
以来、そのことを充分に発揮できなくなる
– トラウマのような感覚に繋がったこともありました

本来の好きな – 得意なことを
伸ばすのに必要だったのは、
短所が暴れたことによる
疎外感や罪悪感が大きくなる前に、
常にそれをケア・コントロールすること
だったのです

私たちは普段から
“ 自分自身の行動 – 思考 ” を最もよく見ていて、

そこに満足 – 納得していないと、
自分で自分自身に疎外感を抱き
あらゆることに小さな罪悪感を持つ
ようになります

(自分なんて。どうせ。とか)

多少なりとも
それらが生じるのが人間でもあるけれど、
疎外感や罪悪感が知らぬ間に蓄積すると
自分を良く使う = 長所を引き出すことが安易ではなくなります

身体と心のバランスが整うと
長所が表れやすくなる

アーユルヴェーダ (やヨガ) の知恵や実践は、
普段からセルフケアが行き届くことで
心身のバランスが落ち着いて、
自分のしていることが腑に落ちる(納得できる)
ようになって
結果、疎外感や罪悪感が減っていく
長所を発揮するための力やスペースを拡大させます

私の場合でいえば、

人前で話すことや歌うこと、
自分に微笑むことや人にやさしくすること

・・本来好きなことや得意なことを日常で表現できる。

_ 小さなことでも心身のケア、コントロールの積み重ねは
自分に〝最善の選択〟を与えることと直結して
人生の展開をとても面白いものにします

そうすれば、
自分ではない他の誰かの人生に夢中になったり、
自分でない誰かのように生きたいと渇望したり、
人との真実の接触を避けたり、
人生での直接的な経験を遠ざけたりするようなことをしないで済むようになります


私たちの心身は自然界からの贈り物だといいました

アーユルヴェーダの基礎概念、
五大元素から成るドーシャの視点からそれらを見てみましょう

* 言動・精神的な特徴と主な長所

ヴァータ:空と風の元素
・アイデアがよく思い浮かぶ
・思いいつき、ひらめきが多い
・新しい場所や人と早くに馴染む
・人の気持ちや感情に共感できる
・楽観的で前向き
・愉しい雰囲気和やかな空気を創り出せる
・接客、会話が苦でない
・音楽が好きで演奏や歌唱を好む
・コーディネート、デザイン、写真などクリエイティブセンスがある
・機敏で物覚えが早い

ピッタ:火と水の元素
・物事の整理整頓が得意
・時間の管理など計画を立てるが得意
・重要なポイントを見抜くのが早い
・数値的な把握が早く熱意がある
・物怖じしない
・信じたことに集中しやり通す
・要約してハッキリと相手へ伝える
・洗練された雰囲気を持ち周囲をリードする
・光るパフォーマンス力がある
・ある分野への研究に精神を費やす
・伝達力、説得力に長けてスピーカー向き
・芸術家的センスがある

カパ:水と地の元素
・優しく愛情深い
・安定した空気間でその場をあたたかくする
・面倒見がよく相手を癒す力がある
・寛容的で慈悲深い
・物事を愛でて日常を暮らす
・何に対しても継続的でコツコツ積み重ねられる
・マイペースにでも最後までやり通す
・力持ちで体力が続く
・ものを創ったり料理したり絵を書いたり感性の表現を好む
・物事を統合し守り抜く

五大元素を通してドーシャの概念が見えてくると、自分自身のことと周りとのことがより総体的視野から理解できるようになります。

「嫌な自分」は単に短所だけが目立ちすぎていたんだ、とか
「良い自分」は単にセルフケアが行き届いていれば出てくるんだ、ということが感覚として掴めるようになり、

すると、誰もが「状態」によって生き方がそうなっていることも分かってきます

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