【質問 6 】早めに布団に入っても夜に眠れず、朝方になってから眠くなる

 



Q・6
早めに布団に入っても夜に眠れず、
朝型になってから眠くなることを改善できますか


A・恐れているものを自覚し、手放すための準備をしましょう

【眠れず、】のために出動している
あなたの様々なエネルギーが、そこでグルグルしすぎないよう気をつけてください

あなたの大切なエネルギーは、
「今」を生きるために在ります

眠れない夜、は
過去 (起きたこと) か未来 (起きていないこと) のどちらかに意識が向かいすぎています

_ 起きていないことへの期待や迷い、恐れ?
_ 過ぎたことへの評価や後悔、執着がある?

そのどちらであっても
まずはそれで良いということを見つめてみましょう

そして「今」は「寝るとき」だということを認めてください

今ではない他のこと >> 心配事や計画事また朝、起きたら対処します

日中生きている間で消化できなかったしわ寄せが
夜になって訪れ、何とか対処しようとしているのが「不眠」の状態です

本来なら夜は、一日中使った 肉体や精神を修復すべきときで「余力」もほとんど残っていないのが普通です

整理すること – 人生の対処・処理 は、朝から日中 ~ 遅くとも夕方までにそれらに取り組む方が圧倒的にスムーズです

夜からの多活動は、
思考や肉体が休む機会を損失することになり、
故に、考えて、- 無理に結論を出そうとしても
良い結果にならないことがほとんどです

朝起きたら、人生を経験しましょう

/

アーユルヴェーダ的観点からいうと、
ヴァータが増大していると
活動を終えたり動きそのものを止めることが苦手に感じます
その根源は「心配」や「恐れ」からくることがあります
考えが次々に浮かんでは消え、あぁだったら?こうだったら?がエンドレスになります

が、それは意識の散漫を生み、ますます不眠を助長します

ピッタが増大していると
計画性や前進しようとする、完璧にしようと意識が働きすぎます、その根源は「支配したい」というエゴです
見えないものがあるとき、私たちはそれを完璧にコントロールしたがります

が、それは当然かなわぬことです

成るがままに、そして適当に対処すべきときにそれをする、
力を発揮す発揮することへのバランスが肝心になります

– – – – – – – – –

現代では、
五感 – 思考 – 感情が常に「稼働」していて
「対処・消化」-「循環・排出」が
日中から十分に完了していない人が多いです

そうすると、
穏やかに眠りにつけるはずの時間に
その切替がうまくできず、不眠というサイクルが生まれます

人間らしく眠るべきときに眠れるために
いくつか気をつけておくと良いポイントがあります

・食後十分に消化が澄んでからベッドに入る
(少なくとも 2 – 3 時間以上は空ける)
・就寝 1 時間前くらいから電子機器の使用は最小限に
・携帯電話は別室に
・就寝前にホットミルクを
・毎朝、今日が人生で最後の 1日だと思って生きる

– – – – – – – – –

心 – 体 – 魂が日常で満たされていないと、
「何か」への印象を「必要以上に強く」受けることがあります


アーユルヴェーダでは、
症状を「根源」から見るよう促しています

・それが入ってきたのは、「いつ」どの瞬間だったか
・それは自分の「どの部分」に入ってきたのか
・その時自分が感じた感情、思考、イメージはどんなものであったか
・今もそれに「しがみついて離れない」のはなぜ?

この一連は「瞑想」のなかで済むこともあるでしょうし、
「書く」という行為で整理する人もいるでしょう

こんがらがったそれが睡眠を妨げエネルギーが消耗する前に、
その都度 整理しておくことが大切なのです

 

– – – – –

まとめ

・自分の人生は自分の意志で整理 – 処理 – コントロールする
少なくとも他の何か – 誰かに翻弄されすぎないこと

・その時に受けたダメージはきちんと認識する
その時々で理解できれば、元の場所にスムーズに戻ることができる
気づくこと自体が重要で、自分自身(と世界)をもっと知る機会になります

・すべて必要なこととして起きていると認めること
避けたいと思っている物事ほど追ってきて目の前にやってきます
(意識しているから)
恐れずにそれをただ見ることで、特に何も思わなくなります
(支配されることはなくなる)

・自分の人生を生きる
自分でない何かが自分の人生を破滅させることは、あり得ないのだということ
自分の人生に居留守をしないこと、
きちんと自分の人生に入って、来客を招いたり、セールスは断ったり、必要なら近所づきあいをして(ほどほどに)、親しい人、家族みんなをその中に招き入れて幸福な時間を築いてください
それがあなたの人生そのものです

いつ来るか分からない自然災害や強盗にばかり怯えて人生を終えることのないように。

あなたの人生をあなたが生きて、幸せが溢れるような基盤を整えましょう

 



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次回の質問回答記事もぜひお楽しみに。

 


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